(写真:自治体提供)
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「今年のふるさと納税プラン」を練るべく、直近の年間ランキングを一挙公開。参加自治体1600以上、登録返礼品数50万点以上から集計したベスト20。AERA 2024年1月15日号より。

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 舞台裏の話で恐縮だが、本企画は昨年12月から動いていた。その後「令和6年能登半島地震」によりふるさと納税が被災地への寄付の手段として活用されている。通常のふるさと納税は、返礼品そのもののコストや仲介サイトへの手数料が差し引かれ、実際に届くのは寄付額の半分から7割程度とされるが、被災地支援のふるさと納税の大半は仲介サイト側が手数料を取らない。つまり、寄付者の善意が自治体に全額そのまま届く。「今年は自分が住む自治体ではなく被災地へ税金を移したい」と考える人はぜひ活用してほしい。

 総務省自治税務局が公表した「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、2022年度のふるさと納税の受け入れ額は前年度比1.2倍の9654億円、実施件数5184万件だった。このペースなら23年度は1兆円の大台を超えそうだ。

人気返礼品は無くなる

 ふるさと納税が集中する時期は冬のボーナス支給額が判明し、寄付上限額があらかたわかる11〜12月だ。ただ、そのタイミングで寄付しようとしても特に人気の返礼品は無くなっているケースも少なくない。

 そこで24年のふるさと納税計画を練るべく、本当に人気の返礼品はどれなのか調査した。

 現在、ふるさと納税の仲介サイトは20以上、存在する。その中でも多くの納税者から支持されている「楽天ふるさと納税」に協力を求め、23年の約1年間の納税額・件数等のデータを集計。楽天ふるさと納税のサイト上では1時間ごとのランキングだけが表示されており、年間での人気ランキングは貴重だ。

 楽天ふるさと納税は参加自治体数1600以上、登録返礼品数50万点以上(23年12月末)。今回はベスト20を掲載したが、このランキングでは最下位(20位)のドライヤーでも相当な人気だ。本誌発売時点で在庫が無い場合はお気に入りに登録して再入荷通知を待つのもいい。

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