これまでの活動は「自分探し」
だが、トラウデンさんは見事にグランプリを獲得。期せずして、モデルの世界へ足を踏み入れることになった。その後、史上最年少の13歳でファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとしてデビュー。現在も所属し、同誌の歴代最長記録を更新し続けている。
モデル活動やコメンテーターにとどまらず、21年には環境省サステナビリティ広報大使に就任。トラウデンさんは、仕事の幅をどんどん広げてきた。自身のフォトブック『のらりとらり。』(小学館)のロングインタビューのなかでは、こう語っている。
〈今はどの仕事もすごい楽しいし、25歳まではとにかくなんでも全部やりたいって思っています!(略)でも25歳からはちょっとずつどういう方向性でやっていくかを決めていく時期だと思ってるし、がむしゃらになんでも頑張るというよりかは、もうちょっと自分で舵をとっていきたいかな〉
トラウデンさんは今、24歳。まさにこの言葉通りに人生を歩んできたように思える。これまでの活動を「自分探しをしている感覚」と話す。
「自分が好きなものって何だろうということは、常に考え続けてきました。人生をかけて、そこまでいかなくても、20代や30代という多大な時間をかけて、自分が本気で取り組みたいものってなんだろうと探しているなかで、いろいろな仕事をやってきたという感じです」