高校時代のトラウデン直美さん(事務所提供)

中学1年で“不登校児”からモデルに

 トラウデンさんは、中学1年生からモデルの仕事を始め、芸能界でのキャリアをスタートさせた。今でこそ、モデルの仕事は「一度も辞めたいと思ったことがない」と語るほどだが、始めたきっかけは、意外にも後ろ向きなものだった。

「中学1年生の4月から6月ごろまで、ちょっと不登校気味だったんです。学校に行きたくなくて、週に2回ぐらい休んだり、授業の途中から行ったりしていました。部活も入らずに、学校から帰ってきてもすぐ寝ちゃうような生活でしたね。学校では友だちもいて、別にいじめられていたわけでもなかったんですけど、なぜかそういう日々が続いていました」

 そんなトラウデンさんを見かねた母親が、「これに応募してみよう」と提案してきたのが、13歳から19歳を対象としたコンテスト「ミス・ティーン・ジャパン」だった。そのときの心情をトラウデンさんはこう話す。

「『マジで嫌だ』って思いました(笑)。反抗期だったので、『なんでこんなことしなきゃいけないの』って。でも、母から『これやらないともうこの先一生、口きかないからね』と言われて、『いいよ、やればいいんでしょ。どうせ受かんないし』って半ばやけくそな感じで応募しました(笑)。当時は親が心配になるほど、無気力な状態だったんだと思います」

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25歳からは「自分で舵を取りたい」