年内で芸能界引退する東山紀之(写真:AP/アフロ)
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 年内で芸能界引退を表明している旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)社長で、少年隊の東山紀之(57)が現役最後のステージとなるディナーショー『東山紀之 DINNER SHOW 2023』を開催した。10月2日の記者会見以降、オフィシャル以外では報道陣に対して沈黙を続けてきた東山。この日も、囲み会見などはせず、報道陣の前には姿を現さなかった。そんな東山が、最後にファンたちの前で何を語ったのか。現地を取材した。

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 ディナーショーは12月25、26日の両日、東京・赤坂のホテルで「ファンクラブ限定」で開催された。フィナーレとなった26日には、昼夜2回のショーが催され、同日の午後8時半から千秋楽のショーが始まった。

 ショーが終わったのは、午後10時ごろ。会場から出てきた客の一人に話を聞くと、「会場内は1つのテーブルに10人くらいが座り、テーブルは60くらいあった」という。約600人の客が集まったようだ。

 ショーの様子について、40代と50代の2人組の女性はこう話す。

「ヒガシは客席のテーブルの間を縫うように歩きながら、私たち2人とも手をタッチしてくれました。基本、ヒガシは塩対応の人なので、サッと手が触れた程度ですが。でも、ギュッと握手なんかしなくていい、その塩対応がいいんです」

ディナーショーのメニュー(撮影/上田耕司)

 ディナーショーの途中では、東山への質問タイムが設けられ、25日夜はこんなやりとりがあったという。

「質問タイムでは、東山さんが手を上げた人の中から、3人を指名しました。東山さんは『突っ込んだ質問はしないでください。僕の答えられる範囲でしか答えられませんから』と、笑いをとっていました」(川崎市から来た女性)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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「塩対応」でもそれがいい