上田耕司
福田氏には「全く興味がありません」
東山に代わり、新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の社長に就任した、コンサルタント会社「スピーディ」の福田淳氏についてはどう思っているのか。
少年隊のファンだという40代と50代の2人組の女性はこう語る。
「『SMILE-UP.』は2年間くらいで会社たたんで、ヒガシには戻ってきてほしいです。責任感が強い人だからやり切ると思いますけど、その後はタレントとして復帰してほしい。新会社の福田さんには、全く興味がありません。ヒガシが引退したから全くの無関係だし、少年隊のメンバーの誰も新会社に残っていないですし。誰が新会社のトップになろうが興味がないので、自分の好きにやったらいいと思います」
被害者の会代表からのメッセージ
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也代表は、東山の現役引退についてこうメッセージを寄せた。
「（記者会見で）公言した通り、それを撤回することなくブレずに引退し、（SMILE-UP.に）専念するとした被害者への向き合い方には敬意を表します。救済の方法や手段、未解決の課題も多く残されている現況から、この後の姿勢（取り組み）に期待したいです。そして、全てが解決し、内外の多くが納得できる幕引きが図れた際には、その時を待って復帰してもらいたい。そう願う方々は多く存在しているでしょう。僕もその一人です。表舞台からのしばしの別れ、これは茨の道を選んだ東山紀之の新たなる一面を創りあげる実効性（完全解決と幕引きという責務を担う）のある有意義な時間となることを祈っています」
スターゆえの「塩対応」でファンを魅了してきた東山。だが、これから本格化する被害者の救済と補償では、「塩対応」することはあってはならない。
（AERA dot.編集部・上田耕司）
上田耕司
福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。
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