最後の別れを惜しんで会場となったホテルで写真を撮るファンたち。画像の一部を加工しています(撮影/上田耕司)

最後は泣きながらみんな拍手

 26日夜の部。本当にこれが最後となるシーンについては、前出の松戸市から来た女性がこう振り返る。

「2回のアンコールが終わった後、ヒガシは衣装を脱いで、白のワイシャツに黒のパンツで『みんな元気でね』という感じで手を振って終わりました。その後、スクリーンで『応援ありがとうございました。東山紀之』というメッセージが流れると、みんな泣きながらずっと拍手していました。友達は『ヒガシも涙目だったよ』と言っていました。『準備ができた方からお帰りください』というアナウンスが流れてからも、ずっと拍手が鳴りやまなかった。男性客が『もう一回出てきたら、おとなしく帰るぞ』と叫んでいましたが、再び出てくることはありませんでした」(前出の松戸市から来た女性)

 東山は今年で芸能界を引退し、来年からは「SMILE-UP.」の社長業に専念する。「SMILE-UP.」はジャニー喜多川氏の性被害にあった人たちの救済、補償を行い、2年間をメドに廃業すると記者会見で発表された。ディナーショーに参加するほど熱心なファンたちは、それをどう思っているのだろうか。

「ヒガシは補償をきっちり終わってからでないと次に進まないと思う。そういう性格ですから。だから、途中で復帰はしないと思います。復帰するとしたら、やり残したことがない状態になってから。私たちはそれを待っています」(前出の札幌から来た女性)

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ファンは福田氏社長就任に否定的