肌の露出を避ける愛子さまの服
一方で、私的な場や、それほどかしこまらない公の場では、愛子さまは服装に可愛らしいワンポイントを入れたり、ファンシーな小物を持つことが少なくない。
ファッションジャーナリストの宮田理江さんは、装いにおいては小物に、人物の個性や好みがよく現れると話す。
「立場上、服装にある程度の制約がある方は、あまり目立たないバッグやスカーフなど小物で自身の好みや個性を表現することが少なくありません」
たとえばご静養の際に持っているバッグを見ると、小中学生のころはもちろん高校生の時期でも、リボン飾りや夏はかごバッグ、冬はふわふわのフェイクファーを用いたファンシーなデザインを選んでいた。
「今までの写真や映像を拝見した限りでは、服や小物に部分的なリボン飾りや『ふんわり』させるデザインをお選びです。両陛下に同行した映画鑑賞などそれほど厳格でない公務の場では、愛子さまのお好みであろう、大人可愛さと、いやしを感じさせるバッグをお持ちですね」(宮田さん)
愛子さまが高校生だった19年12月、劇場アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のチャリティー上映会で持っていたのは、丸底の白いバッグ。透け感のある薄いシアー生地と花飾りがついた可憐なデザインだった。
20年にご一家で大相撲初場所を観戦した際は、「コロンと丸みを帯びた白いバッグ。リボンの飾りが愛らしい」(宮田さん)。
22年12月にご一家は、映画「Dr. コトー診療所」のチャリティー上映会に出席。愛子さまは、ピンクベージュのスカートとジャケットに、ふわふわのファー素材の丸型のバッグを合わせていた。