さらに王子夫妻は、親友で幼馴染のウェストミンスター公爵ヒュー・グローヴナーの来年6月7日の結婚式に招待されないことが明らかになった。チャールズ国王が公爵のゴッドファーザー、公爵はウィリアム皇太子(41)の長男ジョージ王子(10)のゴッドファーザーと世代をまたいで王室と親しい。結婚式にはイギリスの上流貴族がほぼ顔をそろえる華やかさで、すでに「世紀の結婚式」との呼び声が高い。王室からはチャールズ国王夫妻、ウィリアム皇太子夫妻が参列する。ここから外されたヘンリー王子は、以前に公爵から式の日取りを知らされており、「予定を入れないように」と念を押された、と言う。しかし、自分たちが行ったら「気まずくなる」として辞退したと説明した。

 それなら、メーガンさんは『エンドゲーム』対する批判にどうこたえるのか。それが、何日経っても音沙汰がなかった。

人気は落ちる一方に…

 そしてようやくメーガンさんが姿を現した。

 ボディーガードと共に駐車場を歩いて車に向かう。その時、笑顔のままふと左手を上げて、手首を見せた。そこには、チャールズ国王から結婚のお祝いに贈られた約90万円のダイヤモンドのブレスレットが光っていた。すかさずパパラッチが撮影した。これは、王室に対して「許す準備ができている」との合図だろうか。人種差別をした国王は2人に謝罪してクリスマスの集まりに招待するに違いない。ちょうど、オプラ・ウィンフリー氏のインタビュー後、メーガンさんに世界から同情が集まったように。それを機にアメリカでは仕事のオファーが殺到したものだった。

 しかし、メーガンさんの目論見は外れ、人気は落ちる一方だ。デイリー・メール紙のアメリカでのアンケート結果によると、「好ましいロイヤルメンバー」はキャサリン皇太子妃が44%でトップを占め、メーガンさんが21%と半分以下だった。

 メーガンさんはそれでもめげない。執筆中といわれる回想録で王室内で受けた人種差別をさらに詳細に明かすつもりだ。起死回生になるだろうか。(ジャーナリスト・多賀幹子)

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