コロナ禍が明け、いつもの年末年始が戻ってきました。しばらく会えなかった親には「老い」が見えるようになり、そろそろ「介護」や「認知症」も気になってくる年齢。急に倒れたり、けがをすることだって……。帰省のタイミングは、万が一のときのことを親子で話し合ったり、親の生活の様子を「さりげなく」見ておくのに良い機会。いざというときに慌てないため、「備え」のヒントになる記事を紹介します。
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さりげなく確認しておく親の「生活」
①実家のタンスから食べかけのおにぎりが…焦げた鍋も注意 親の認知症のサイン見抜くには?
https://dot.asahi.com/articles/-/79311
普段一緒に暮らしていなければ、親の「異変」に気づかないことがある。高齢世帯の片付けに携わるプロによれば、その人の健康状態は家の様子に現れるという。『日本初の片づけヘルパーが教える 親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房)の著者・永井美穂さんに、帰省時にチェックしておいた方がいいポイントを聞きました。
②「お父さん、免許更新できなかったよ」にホッ 親の免許返納、帰省したら準備すべきこと
https://dot.asahi.com/articles/-/4385
久しぶりの帰省なら、親の運転能力をチェックするいい機会。助手席に乗り、「以前ならこんなことはなかったのに」という変化が感じられたら要注意です。しかし、「免許返納」を急に切り出すのも得策とは言えません。親にどう接すればいいのか、専門家に聞きました。同乗した際のチェックポイントも紹介します。
③「督促状」で発覚も…老いた親の金銭事情を知るべき理由と方法
https://dot.asahi.com/articles/-/191162
家族や親族が集まる場なら、終活や相続の話を進めたくなりますが、久しぶりに会う親に向かって「終活」「相続」というワードは禁句。「死ねばいいと思っているのか」と不快な気持ちにさせてしまうからです。年金で暮らしていけているのか、どこの病院に通っているのか、食事はどうしているのか、などと聞きながら、さりげなく生活状況を把握していきましょう。ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の井戸美枝さんに、ポイントを聞きました。知っておくべき情報のチェックリストも。