2000年にジャニー喜多川氏の性加害問題を追及した自民党衆院議員(当時)の阪上善秀氏
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 2023年も年の瀬に迫った。そこで、AERA dot.上で下半期に読まれた記事を振り返る。社会編の8位は「23年前に国会で『ジャニーズ性加害事件』を取り上げた国会議員がいた 息子が語った『父の思い』」とは」(10月12日配信)だった。(肩書年齢等は配信時のまま)

【写真】NGリストに載っていたとされる女性記者はこの人

 23年前、ジャニー喜多川氏の性加害問題が国会で取り上げられたことがある。自民党衆院議員(当時)の阪上善秀氏が、警察庁や厚労省(当時は厚生省)の官僚たちに対し、「ジャニー喜多川社長が若い男性タレントに性的虐待をしている」と追及していたのだ。BBCも興味を持っていたという阪上氏の質疑とはいかなるものだったのか。息子が語った「父の思い」とともに振り返る。

 2000年4月13日、衆議院の青少年問題に対する特別委員会。警察庁、法務省、文部省(現・文科省)、厚生省(現・厚労省)らの官僚たちを前に、阪上氏はこう切り出した。

「ジャニー喜多川社長は、少年たちを自宅やコンサート先のホテルに招いて、いかがわしい行為を繰り返しておるという内容のものであります。なぜ少年たちがこんな行為に耐え忍んでいるかといえば、ジャニー喜多川社長に逆らうと、テレビやコンサートで目立たない場所に立たされたり、デビューに差し支えるからというのであります」

 そして、独自の調査で手に入れたというジャニーズ事務所に所属していた少年の母親の手紙を紹介した。

「うちの現在高校2年生の息子も中3の冬にオーディションに合格し、約1年間ジャニーズジュニアをしていました。(中略)息子から聞いたのは、オーディションに受かってから初めてレッスンに行ったとき、先輩のジュニアから、もしジャニー喜多川さんから、ユー、今夜はホテルに泊まりなさいと言われたとき、それを断ったら次から呼ばれなくなるから我慢しろと教えられたそうであります」

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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「あえて斬り込んでいったんだと思います」