――ryuchellさんに対して、どういったお気持ちをもっていますか。
12日の夕方にマネージャーさんからこのことについて連絡を受けました。そのときは、「なにしてんねん、ばかやろう」という強い感情が湧きましたが、最初だけでした。その後はどちらかというと冷静でした。
冷静になれたのは、グアムで出会った家族の方のお蔭です。夕方に連絡がきて、私もひどいショックを受けましたが、その方たちが朝まで私に付き添ってくれて。「いまが一番頑張るとき」と励ましてくれたのが本当にありがたかったです。「息子を守ることだけを考えよう」と思えました。
朝ご飯におにぎりをつくってくれて、飛行機も手配してくれて、空港まで送ってくれて、すぐに息子と日本に戻ることができました。私ひとりではここまでできなかったと思います。
ryuchellに対して「アホやなぁ」とは思いますが、責めるような思いはないです。私はこれまで本当の愛をくれたryuchellに感謝しています。息子に出会わせてくれたことに感謝しています。(後編に続く)
(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)