この半年間のryuchellはとても解放されて、私から見ても変化がすごかったです。見た目が変わって、とてもキレイでカワイイ女の子という感じでした。
私もそれを見ていてとても嬉しかったし、ryuchellもなりたい自分になれて、褒めてくれる人がたくさんいて、とても幸せだっただろうなと思います。
ただ、その裏では思い悩んでいるryuchellの姿もありました。この1、2年は感情の起伏が激しいときがありました。
だけど、息子の前ではそういった姿を見せず、しっかりとした”ダダ“(パパ)でいてくれました。感情を爆発させるにしても、それは私と二人きりのときで、息子の前ではそういった姿を見せることはありませんでした。
声を大にして言いたいのは、ryuchellはしっかりと親をやっていたということです。「ryuchellが育児放棄をしている」などという声がありましたが、私はすごく悔しかったです。私は反論したかったですが、ryuchellに「何も言わないでほしい」と止められました。
確かにryuchellはこの半年間、本当に女の子になっていました。以前は私の代わりに退治してくれていた虫を退治できないくらいに。だけど、息子から「肩車してほしい」と頼まれたら、いつも喜んでしていました。あの可愛くいたい女の子のryuchellなら「できない」って言いたかったと思うけど、一回もそうは言わなかったです。
それは息子の前では親としてやっていくという覚悟だったんだと思います。息子の中では最後まで「楽しいダダ」「大好きなダダ」でした。グアムで息子の誕生日会をして3人で撮った最後の写真をいま自宅で飾っていますが、息子はそれを見て「最後にお誕生日会ができて良かった」と言っていました。それはryuchellが最後まで親として振る舞った結果なんだと思います。