pecoさん(撮影/写真映像部・東川哲也)
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 2023年も年の瀬に迫った。そこで、AERA dot.上で下半期に読まれた記事を振り返る。エンタメ編の1位は「【独自】pecoが明かすryuchellと最後のやり取り『私は救われました』 家族にだけ見せていた姿とは」(9月30日配信)だった。(※肩書年齢等は配信時のまま)

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 AERA dot.で「peco & ryuchellの子育て日記 新しい家族のかたち」を連載してきたryuchellさんが7月12日に亡くなってから、約2か月半が過ぎた。四十九日を終え、pecoさんがAERAdot.編集部のインタビューに応じてくれた。深い悲しみが残るなか、一つの区切りをつけ、これから仕事も再開していくという。AERA dot.での連載も10月から再スタートする予定だ。

 本格的な活動再開を前に、ryuchellさんへの心境や、5歳になった息子の受け止め、ryuchellさんとの最後のやり取りなどについて語った。〈前編〉

――ryuchellさんが亡くなる直前の様子はどうだったのでしょうか。

 私と息子は7月からサマースクールでグアムにいました。11日が息子の誕生日で、数日前にryuchellも日本から来てくれました。前日の10日は息子も学校をお休みして、3人で一緒にお出かけして遊んで、お祝いしたんです。

 11日は息子を学校に送り出してから二人で朝ご飯を食べに行って、本当にいつもと変わらないような時間を過ごしました。

 このとき息子の話とか、くだらない話とかたくさんしたんですが、ryuchellはこれからのことも語っていました。「心理学の勉強をしたい」って。

 実はryuchellは去年の8月にカミングアウトをしてから、「心理学を学びたい」と言っていたんです。「自分と同じように悩んでいる人を助けたい」と言っていました。

 ただ、具体的に調べたら、大学に行く必要があったりして、「時間もないし、資格をとるのは難しい」となって、話が止まっていたんです。
 

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pecoさんが明かすryuchellさんとの最後のやり取り