また、人と積極的に交流することがあまり得意ではない上に、日本を離れてからは、英語という言語の障壁のために、積極的にコミュニケーションを取ることを避けていた私ですが、人との交流や、健康的な食事摂取が、記憶力低下を遅らせる可能性があるという医学論文を読み直し、無理のない範囲内で、いろんな人との交流を大切にしていきたいと改めて感じるきっかけになりました。

 2つ目は、カナダのゲルフ大学の研究者(※3)らが、両親と同居する14歳から24歳のアメリカの青少年および若年成人2728人を対象とした調査です。

 その調査の結果、家族との夕食の頻度が高いことは、ファストフードやお持ち帰り食品などの画一的な外食が少なく、果物や野菜が豊富な、健康的な食事を摂取していることと関連していたことがわかったといいます。

 私も、社会人になってからは一人で食事をすることが増えただけでなく、気がつくと、料理をしなくなり、スーパーマーケットで購入したお惣菜や、コンビニで購入した軽食で済ませることが増えていきました。

 今振り返ると、健康を意識した食事というよりは、その時に食べたいものを食べるという習慣だったと反省しています。

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