筋肉がつくと健康的にやせてダイエットに効果的

 体重を減らすことが目的なら筋肉を鍛えるスクワットはあまり向いていません。ただし、筋肉が増えれば見た目は大きく変わります。体重が減らなくても周囲からは「やせた?」「引き締まったね」と言われるはずです。

 筋肉は脂肪より20%ほど重く、水分をためる性質があります。そのため、筋肉をつけると体重が増えることもあります。

 見た目の変化を数字で知りたい方は、体重だけでなく筋肉量と体脂肪率も測れる「体組成計」を使ってみるとよいですよ。筋肉量が増えて、体脂肪率が下がれば、「健康的にやせられている証拠」です。

筋肉がつくと「やせる体」になる

 実は、筋肉はどの内臓とも比較にならないくらいの「大食らい」。稼働するにはたくさんのエネルギーを必要とします。つまり、筋肉がつけばつくほど、より多くのエネルギーを使うので、「燃費が悪い体」になります。

 燃費が悪い体はたくさんエネルギーを消費する、太りにくい体ということです。

 ちなみに、じっとしているとき、筋肉1㎏が1日に消費するエネルギー量は約13㎉。1日で13㎉なんて大したことなさそうに思えますよね? でも、体重60㎏の人が10㎉ぶんのエネルギーを消費するには、2分近くスクワットを行う必要があります。

 筋肉が1㎏増えると、座っているだけでスクワット2分ぶんのエネルギーを消費できるなんて、すごいと思いませんか?

 ただし、筋肉を1㎏増やすにはそれなりの期間と努力が必要です。

1日1回30秒で運動不足を解消する方法

 短時間で効果的に筋肉を鍛える方法として、私が生み出したのが1日1回30秒で効果を実感できる『ドクターズスクワット』です。

『ドクターズスクワット』は、50歳を過ぎてから筋トレを始めてメタボ体形を脱却し、ボディコンテストでグランプリを受賞した私の経験から生まれたものです。

 1日1回30秒なら「がんばれそう」「毎日続けられそう」と思ってもらえるのではないでしょうか。

【BEFORE】メタボ体形だった吉原先生→3カ月後→5カ月後→1年後
【AFTER】コンテストでグランプリ!
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「昭和レトロ」に続いて熱視線!「平成レトロ」ってなに?「昭和レトロ」との違いは?
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ドクターズスクワットのやり方