自らの不祥事を謝罪する山川

「山川が西武球団に感謝の思いが強いことは間違いない。練習施設を使わせてもらい、フェニックス・リーグにも出場できましたしね。残留してプレーするのが筋だという考えが頭にある一方で、31歳という年齢でこの先の野球人生を考えると、新天地でゼロからやり直したいという気持ちが強いのでは。長距離打者は旬が長いとは言えない。FA移籍となればソフトバンクが最有力ではないでしょうか。西武はマネーゲームに付き合う気はないでしょう。FA権を行使したら残留は考えづらい」(スポーツ紙デスク)

 3年連続V逸となったソフトバンクは、大幅な戦力の入れ替えを敢行している。守護神を長年務めた森唯斗、左のセットアッパー・嘉弥真新也、18年に22本塁打をマークした上林誠知、15年ドラフト1位右腕の高橋純平が来季の構想から外れる形で退団した。小久保裕紀監督の下で新たなスタートを切るなか、高橋礼、泉圭輔の両右腕を交換要員に巨人のアダム・ウォーカーをトレードで獲得したことが6日に発表された。

 福岡の民放テレビ関係者は、「ソフトバンクの補強ポイントは本塁打を打てる長距離砲に尽きる。昨年も柳田悠岐、近藤健介への依存度が高く、5番以降が固定できなかった。山川がFA権を行使するなら、補強ポイントに合致する。同一リーグで何年間も対戦してきて、その実力は十分に把握していますから。今年は実戦から離れていたのでブランクが気になる部分はありますが、故障がなければ25本塁打以上は計算できる。ウォーカーとのコンビで得点力が一気に上がるでしょう」とプラスアルファを強調する。

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