復帰後に同じ「ガヤ」ができるか心配
現在、収録済みのものはほぼ出尽くしており、11月以降はテレビ界から藤本のガヤが消えることになる。芸歴34年で磨き上げたパクリ芸やガヤ芸の第一人者として、バラエティー界で大活躍中だった藤本。若手芸人に交じり、開き直って盛り上げ役に徹する姿勢は、共演者からも絶賛の声が多かった。
「大ベテランのフジモンさんが、若手に交じってガヤで盛り上げるという構図は本当に面白く、大御所MC芸人たちからは絶賛されています。彼のガヤは単なるにぎやかしだけでなく、ときにゴシップネタや言われたくないイジリを的確に入れ込んでくる。そこで新たな笑いが生まれるのです。今、懸念されているのが、フジモンさんが復帰したとき、再び同じようなガヤで共演者をイジれるかということ。当て逃げ事件を起こしてしまったため、本人もしばらくはイジられる側になるでしょうし、昔ほど鋭いガヤを入れづらくなるのではと心配しています」(同)
では、藤本の代わりになるガヤ芸人はいるのか。民放バラエティー制作スタッフは言う。
「まず名前が挙がるのは、相手が言われたくないことを絶妙な言い回しでぶち込むスタイルの鬼越トマホークです。“ポストフジモン”として本命視されており、実際にキャスティング会議でも名前が挙がります。ただ、彼らの場合はガヤというよりも毒舌に近く、破壊力も大きいため、コンプライアンス的な面も含め、微妙なところがある。年末年始にかけてバラエティー番組の特番などが増えてくるなか、藤本さんの不在は本当に痛い。どの番組も頭を抱えているのが現状です」