SNS上で「○○メガネ」のあだ名を多数つけられている岸田首相
この記事の写真をすべて見る

 SNSなどで「増税メガネ」と揶揄(やゆ)される岸田文雄首相に、また不名誉なあだ名がついた。その名も、「銭ゲバメガネ」。イスラム組織ハマスとの戦闘下にあるイスラエルから、政府チャーター機で邦人を避難させた際、1人3万円徴収し、しかもドバイまでしか運ばなかったからだ。岸田首相にはこれまで、「クーポン岸田」「検討使」など、国民の不満が凝縮された数々のあだ名がつけられてきた。時事問題に物申すYouTuber・せやろがいおじさんに、岸田首相の“あだ名遍歴”を読み解いてもらい、政策がいかに国民の意識とズレているかを探った。

【写真】激写! 答弁中にメガネがポロリ…

*  *  *

――岸田首相の政治姿勢を批判するあだ名は、「検討使」や、英フィナンシャル・タイムズ紙に書かれた「Mr. Status Quo」(ラテン語で「ミスター現状維持」の意味)などが代表的です。

 検討使、うまいこと言いましたよね(笑)。岸田さんって「前向きに検討します」とか「理解を得られるよう説明したい」ってよく言いますけど、俺らがそれを真に受けると思ってるんですかね? もしくは「とりあえず今はこの言葉でしのぐぜ」っていうつもりなのか。どっちにしてもなめすぎやと思います。

「ミスター現状維持」は、そうとも言いきれない面もあります。敵基地攻撃能力を導入しようって決めたのは、日本の安全保障が守ってきた専守防衛の一線を大きく越えてしまった。岸田さんの意思というよりは、アメリカから武器をいっぱい買ってくれって求められて、断れなかったんでしょう。

次のページ
俺があだ名をつけるなら…