でもそういうところも、ある意味岸田さんらしいなと思います。国会答弁を見てると、「いや絶妙に話そらしてるけど、質問されてるのそこちゃうで」みたいな受け答えがよくあるじゃないですか。レーシック発言にも、そういう日本の政治家特有の振る舞いみたいなものが見え隠れしてるなと。
「〇〇メガネ」と呼ばれるワケは?
――先日新たに誕生したあだ名「銭ゲバメガネ」については、どう捉えていますか?
この政府チャーター機の件は、岸田さんが銭ゲバだから、とはあまり思わなくて。ケチっていうより、むしろ人間味がないんでしょうね。誰かの気持ちに共感したり寄り添ったりできる人なら、「イスラエルで大変な目にあった日本人が帰ってくるのに、金なんかとるな!」っていう判断ができたはず。だから、やっぱり“ロボット”っていうワードに行きつくんですよ。
――前任の菅義偉氏やその前の安倍晋三氏と比べると、岸田首相につけられるあだ名の数は桁違いに多いような……。
「岸田さんがなんか言ったら、ええあだ名つけるぞ!」っていう大喜利企画がはじまってもうたんでしょう。みんなが有吉(弘行)さんになる、国民総有吉化です(笑)。
「〇〇メガネ」っていうあだ名は、岸田さんのキャラの薄さというか、特徴のなさの裏返しな気がしますね。なんかネタないかなって探したときに、唯一あったのが、生身の岸田さんの付属品でしかないメガネだったみたいな。僕もずっとメガネつけてますけど、今、メガネの地位回復のために「減税メガネ」として活動してます(笑)