「NEWS ZERO」(日本テレビ系)でキャスターになったばかりの頃のホラン千秋(2012年)

長い下積み時代を経験

 芸能評論家の三杉武氏はホランについてこう述べる。

「美貌と知性を併せ持ち、それでいてバラエティー対応力にもたけているという点では、芸能界でも稀有な存在です。そんな振り幅の広さの源泉となっているのが、長い下積み時代の経験です。ジュニアモデルから中学生の時に俳優に転身して特撮作品や連続ドラマなどに出演するもののブレークには至らず、帰国後に受けた民放キー局5社のアナウンサー試験もすべて落ちてしまいました。大学卒業後は地元のスーパーでレジ打ちのアルバイトなどをしていたこともあるそうです。その後、22歳の時に出演した連続ドラマ『陽はまた昇る』で役作りのためにショートカットにしたところ注目を集め、『NEWS ZERO』のキャスターなどを経て、現在の活躍へとつながっていきました。長い下積みを経験したうえでの“華麗なる逆転劇”が、人気や好感度を後押ししている部分もあるのではないでしょうか」

 徹底した“自己防衛術”を駆使して、令和最強のマルチタレントの道を突き進みそうだ。

(丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら
暮らしとモノ班 for promotion
【フジロック独占中継も話題】Amazonプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」はどれくらい配信作品が充実している?最新ランキングでチェックしてみよう