キャスターとして「夕方の顔」となったホラン千秋

物申すときはハッキリと言う

 そんな細かい気遣いがキャスターとしての安定感につながっているのだろう。報道だけでなく、バラエティーに対する姿勢もしっかりしている。

 情報サイト「Humming」(22年1月12日配信)のインタビューでは、番組はMCもゲストもチームの一員なので、全体を見るクセがついていると話していたホラン。「今はあの人が話をする時間だから入らないようにしよう」「あの人はまだ1回も発言していないな」「笑いはあの方に任せて私はハッキリとした意見を言う立場でいよう」などと、周りを見て自分の役割を全うできるように考えているという。また、バラエティーに出演するようになってから、自分の特徴をアピールすることの大切さを感じ、そのために「自分は何ができて、何ができないのかを知っておくことが大事」と明かしていた。前に出るだけでなく、こうした適切な状況判断の積み重ねが、多くの番組で重宝される要因かもしれない。

 一方、言うときはハッキリ物申すところもあり、そんな一面も視聴者から好感を集めている。例えば、「出川一茂ホラン~」(2月2日放送)では、料理の盛り付けを気にしないホランに長嶋一茂が「心配になってきた俺。今年も大丈夫?」と気に掛けると、ホランは「今年も大丈夫って、何?」と返答。これに長嶋が「いや、良い男性が現れてほしいなって」と胸の内を明かすと、「別に私の人生は男で決まらないの。どうだっていいのよ!」とバッサリ切り捨てていた。

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