NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が、21年目のシーズンを間もなく迎える。
ジェームズは、2021年に背番号を23番から6番に変更していたが、NBAが、昨年7月に亡くなったレジェンドの故・ビル・ラッセルさんの功績をたたえリーグ全体で背番号6番を永久欠番にすることを決定。その時に6番をつけているプレーヤーはそのまま着用できたが、ジェームズは「ラッセルに敬意を表して」、3シーズンぶりに23番をつけコートに立つことになる。
オフシーズンは、チームメイトの八村塁とトレーニングを重ねるシーンが度々報じられ、米メディアではダービン・ハムHCの「レブロンは、八村を自身の代役と呼んでいる」という言葉を紹介するなど、八村を“後継者”としていることも紹介。八村とのトレーニングについて質問されると、ジェームズが「酷かった。彼(八村)はこれまで一緒にトレーニングしてきた中で最悪の男。酷いよ」と近くにいた八村を指さし“酷評”し、その直後に「八村のことが好きなんだ」と“ツンデレ”だったシーンも公開され、師弟関係が良好なことをうかがわせている。
ジェームズといえば、2003年のドラフト指名前から全米で大きな注目を浴び、NBA入り後も20年にわたってトップに君臨し続けているプレーヤーだ。
オハイオ州アクロン出身のジェームズは、セント・ビンセント=セント・メアリー高校時代から全米中を揺るがす活躍を見せると、地元のクリーブランド・キャバリアーズからドラフトでいの一番に指名されNBA入り。ルーキーシーズンからスターの階段を上り、これまで数々の金字塔を打ち立ててきた。
挙げればキリがないが、ジェームズの偉業をいくつか紹介すると次の通り。
NBAチャンピオン:4回(2012、2013、2016、2020)
NBAファイナルMVP:4回(2012、2013、2016、2020)
NBAシーズンMVP:4回(2009、2010、2012、2013)
NBAオールスター:19回(2005-2023)
NBAオールスターゲームMVP:3回(2006、2008、2018)
オールNBAファーストチーム:13回(2006、2008-2018、2020)
NBAルーキー・オブ・ザ・イヤー(2004)
NBA得点王:1回(2008)
NBAアシスト王:1回(2020)
NBA歴代最多得点記録:38,652得点(昨季まで)
NBA史上初の30,000得点、10,000リバウンド、10,000アシスト達成
AP通信年間最優秀アスリート賞:4回(2013、2016、2018、2020)
五輪金メダル:2回(2008、2012)
これらは代表的なもので、他にも列挙しようと思えばいくらでも出てくる。