MEGUMIさん
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 女優・タレントのMEGUMI(42)と、ロックバンド「Dragon Ash」の降谷建志(44)の離婚報道が世間をざわつかせている。かつてAV業界や夜の世界で働き、男女にまつわる著作を多数持つ作家の鈴木涼美さん(40)は、この騒動をどう見るのか。独自の離婚観、不倫観を交えて語ってもらった。

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――MEGUMIさんに対し、ネット上では「第二の人生を謳歌してほしい」などと励ましの声が多く寄せられています。あたたかな応援ムードの背景には何があると思いますか?

 私は結婚をしたことがありませんから、離婚の大変さは想像しかできませんが、元々のご本人の人気はもちろん影響しているでしょう。

 MEGUMIさんの美しさっていい意味で親近感があって、殿上人みたいな感じがしないですよね。私は世代的に若い頃、安室奈美恵や浜崎あゆみに憧れましたが、どこか別世界の人と思ってしまう節もあります。でもMEGUMIさんは顔も日本人っぽいし、目標にしやすい感じがするというか。美容の本が大ヒットしたことからもわかるように、アラフォー女性の現実的なロールモデルになっているのだと思います。

 そういう“同世代の憧れ”みたいな人が何か人生の大きな決断をすると、「人生の選択肢は何歳になっても幅広いんだ!」と実感して、勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。現在の自分のいる場所が窮屈になったとしても、新たな場所を探してまた次のシーズンが始まる、いくらでも輝けるって思える。憧れの女優さんたちが自由に人生を選択していると、自分たちもそういう選択肢がとれるのだと思って少し気負いがとれるというのもあると思います。

 私の友達にも、結婚式の二次会で旦那に、「浮気とか、私の嫌なことしたら、離婚する。藤原紀香だってバツイチだし、私怖くないから」って言ってた子がいましたし(笑)。

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大谷百合絵

大谷百合絵

1995年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。朝日新聞水戸総局で記者のキャリアをスタートした後、「週刊朝日」や「AERA dot.」編集部へ。“雑食系”記者として、身のまわりの「なぜ?」を追いかける。AERA dot.ポッドキャストのMC担当。

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