最初は頑張りたいときだけエナジードリンクを飲んでいたが、次第に十分な効果を得られなくなり、市販のカフェイン錠剤や鎮痛薬などに手を伸ばす。飲むのを中止した途端、頭痛や集中力低下、過眠などの離脱症状に苦しみ、また服用を始める――。

 自覚がないまま、カフェインを過剰に摂取してしまう子ども・若者たち。そこには声にならない悲痛な叫びが隠されているのかもしれない。

(文/酒井理恵)