「やりたい役はない」ときっぱり
大沢は最近、インタビューで「やりたくない仕事をしたことがない」(「Yahoo!ニュースオリジナル特集」9月9日配信)と語っている。2000年から個人事務所で活動しているため、「マネージャーが取ってきた仕事」をしたことがないという。また、バラエティー番組「日曜日の初耳学」(TBS系、21年8月1日放送)に出演した際、MCの林修に「やりたい役や仕事」についてたずねられると「ないですね」ときっぱり。作品選びには、ほかの俳優にはない独特の考え方があるようだ。
「大沢さんは『サプライズがあるかどうか』を重視されていると話しています。『JIN -仁-』や『キングダム』は『ヒットするはずがない』と、周りからは猛反対されたり、否定的な声が多かったそうなんです。でも、それが撮影チームに火をつけ、一致団結してよい作品をつくるモチベーションになったと振り返っていました。正解を模索しながら現場が苦悩して一生懸命作りあげた作品だからこそ、観客や視聴者に響くと話していました。一方、公開中の最新作『沈黙の艦隊』では演者としてだけでなく、制作プロデューサーとしても名を連ねています。原作者へオファーする際も大沢さん自らがプレゼンしたり、劇中に本物の潜水艦を使うため、さまざまなコネを駆使して海上自衛隊から協力を取り付けたそうです。こうした動きができる俳優は今、大沢さん以外いないのではないでしょうか」(テレビ情報誌の編集者)