天皇ご夫妻の長女、愛子さまは、秋篠宮妃の紀子さまの誕生日に、赤坂御用地を訪問した。このときのピンクの帽子を被った愛子さまの姿が「かわいい」「似合っている」と注目を集めた。この帽子をデザインしたのは、父である故・平田暁夫さんに続き、親子2代で皇室の帽子デザイナーを務める平田欧子さんだ。
「愛子さまはお肌が白いので、淡いピンクは肌に赤みをうつしてくれます。肌映りがきれいでお似合いになります」
おだやかに話すのは、皇室の帽子のデザイナーを務める平田欧子さん。
1966年から皇室の帽子のデザイナーを務めた父・平田暁夫さんのあとを継ぎ、皇室の帽子のデザイナーとして活躍している。
この日、愛子さまが身に着けていたのは淡いピンクの帽子。日中の正装であるローブモンタント(長袖のロングドレス)に合わせて共布でつくられた。
これから愛子さまは、成年皇族として公務に出席する場面も増える。成年を迎える前のご準備としてつばのない「トーク帽」をはじめ、いくつかの帽子を新調したのだという。
今回の帽子は、今年の天皇誕生日に、宮殿の長和殿でのお手ふりの際に着用したローブモンタントに合わせて作られた品だ。
女性皇族は宮殿で行われる晩さん会や儀式においては正装のドレスを着用する。元首や王族を接遇する晩さん会では夜の正装であるローブデコルテを、日中の儀式では昼の正装であるローブモンタントだ。