「2002年に最下位となったオリックスでは、防御率2.50をマークして最優秀防御率を獲得した金田政彦の例がある。タイトルは獲ったが23試合の登板で4勝9敗と負け越し、(年俸更改では)2500万円増にとどまった。時代も変わっておりさすがにそこまで低くはなくとも、3投手とも3000万円前後のアップ提示ではないか」(スポーツマネージメント関連会社関係者)
厳しい戦いが続く中日だが、主力の投手がチームを去ればさらなる悪循環にハマる危険性もある。彼らが納得し得る金額をオフには提示できるのだろうか……。セ・リーグの防御率のランキングでは、1位の村上頌樹(阪神)から11位の小笠原までの勝敗を見ると負け越しているのは中日の投手のみ。好投を続けても、これだけ負け越す投手が出るのは稀なこと。オフに球団がどういう査定をするのかは非常に気になるところだ。