故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、創業以来の“危機”を迎えているジャニーズ事務所。7日に行われる記者会見では、新社長が発表されるとみられるが、今後は、ジャニーズの一人勝ちだった「男性アイドルグループ」の勢力図も変化する可能性がある。これまで「ジャニーズ以外」の男性グループが増えなかった背景も含めて、大手芸能プロダクション幹部や芸能リポーターらに話を聞いた。
【ジャニーズ性加害問題に火をつけたBBCの女性プロデューサーはこちら】
* * *
「これまでも男性グループは数多くいたのですが、特にテレビ業界では『ジャニーズか、ジャニーズ以外か』によって明確な線引きがありました。『ジャニーズ以外』の踊って歌う男性グループは、ジャニーズのタレントと“かぶらない”ことが重要視され、キャスティングでもかなり気を使っていたことは明らかです」
こう語るのは、さる大手芸能プロダクションの幹部。歌って踊れる男性アイドルグループといえば、長らくジャニーズ事務所のタレントの独壇場で、テレビの地上波でよく目にするのはDA PUMP、EXILE、w-inds.、韓流グループなどはいるが、そう多くはない。
「DA PUMPは歌もダンスもクオリティーが高く、実力でのし上がった印象です。それでも、ジャニーズタレントとの『共演NG』などはあったと聞いています。EXILEはジャニーズの路線とは違いワイルド系で売っており、ジャニーズタレントとの“すみ分け”ができていました」(同)