ハロウィーンの日に、そろって仮装した一家。米国暮らし時代の「思い出の一枚」=2020年10月、米国ニューヨーク滞在時の自宅

 米国で2人目を産みました。コロナのパンデミックの真っ最中で、妊婦健診もオンラインでした。仕事も在宅になって、育休は取る必要がなかった。2021年1月に家族4人で帰国しました。

我が家は夫が料理を100%やります

――夫さんは子育てに全面協力ですか?

 協力っていうより、自分の子どもなんだから自分で育てるってちゃんと思ってるんじゃないかな。我が家は夫が料理を100%やります。大学入学から結婚するまで一人暮らしだったので、苦にならないみたいです。それでも、洗濯とか掃除とか小学校や保育園のこととか、いろいろやることは腐るほどあるので、何度もケンカはしています。

 彼は会社の同僚と比べたら自分はすごくやっているというんですけど、でも、あなたの気づいていないところにこういう仕事があるでしょって一つ一つ説明すると、なるほどって。たぶん、気がつかないだけなんですね。「女だからこれをやって」みたいなことは全然思っていないことはわかります。結婚前はそういう人かどうか、そんなに見極めて選んだわけじゃないんですけど。

――では、どこで選んだんですか?

 話をしていて楽しいから、ですかね。ああ、あんまり周りの空気を読まないところはいいと思いました。周りがどう言うか、は気にしない人です。だから、会社から早く帰ってくる。たぶん、ほかの人たちはあんなに早く帰っていないと思います。最近は、保育園のお迎えは夫で、朝の送りが私です。

――ところで、数学者になりたいと思い始めたのはいつごろなんでしょう?

 数学を使う仕事ができたらいいなみたいなことは子どものころから思っていました。算数やパズルが好きだったので。どういう仕事があるかはあまりよくわかっていなかったですけど。

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