今回の事態を招いたものとは
古川さんのように学生連合チーム入りを目指していた学生たちにとっては、チームが編成されないことは極めて大きな問題である。
それにしても100回記念箱根駅伝という、例年以上に綿密な準備を要する大会で、なぜこのようなことが起こってしまったのか。
関東学連に取材を申し込むと、「報道が過熱化することにより、代表委員である学生たちにとって落ち着いた環境下で議論を行うことが難しくなるため、取材に応じることを差し控えさせていただいております」とのメールが返ってきた。
古川さんは言う。
「関東学連執行部の方針が学生の意見によって精査され、決めごとがなされるべきですが、選手の意見がうまく反映できていなかった。うまく反映する制度を整えられていない、またはその段取りが不十分であることが問題だととらえています」