「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の“高校野球大好き芸人”でもおなじみの、かみじょうたけしさん(45)が著書「野球の子 盟友」を先月出版しました。かみじょうさんが実際に足しげく高校野球の取材に出向き、見聞きした球児たちの物語がつづられています。昭和の時代からは部活に対する意識も変わり、厳しい指導の是非が問われる時代でもありますが、真に生徒を伸ばす指導法とは何か。そして「高校球児が教科書」と話すかみじょうさんが球児から学んだこととは。
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僕ももう45歳ですんで、高校球児は息子くらいの年齢になりました。ただ、35年ほど高校野球を見てきた中で、いつの間にか、僕の教科書は球児になっていると思います。
基本的なことですけど、まずはあいさつですね。これは芸人の世界でもすごく大切なことですけど、強いチームであればあるほどしっかりあいさつをするんです。
こちらがスタッフさんと5人くらいで取材に行ったとしたら、こちら全体に一回だけ「おはようございます!」と言えば、ま、それで普通はOKです。でも、5人全員に5回「おはようございます!」と言いますからね。できそうでできない。「そこまでせんでいいよ」と思うくらいのことをする。日々の中で忘れがちな心根を教わっているなと。