斉藤優汰投手(広島東洋カープ)(撮影=写真映像部・松永卓也)

 ぼんやりと思い描いていたことを、この瞬間に決意した。

「プロに行きます、とその場で言いました。それ以来、練習などもより一層考えてやるようになりました」

 高校入学時には181センチ70キロだったが、3年時には189センチ91キロまで成長。もともと食が細かったため、昼の弁当以外、朝、夜、夜食の3食で丼メシ3杯をノルマにしてきた。

「野球をやってる以上、食べないと大きくなれないんだから、文句なんか言ってられないって感じです」

 3年春の北海道大会初戦の北海戦。無四球11奪三振で見事にリベンジ。秋にはバラつきのあったフォームも安定し、最速148キロをマークした。一気に注目を集めて迎えた夏。初戦を完封勝利で飾り、自分たちの代では未勝利だった北照と対戦する。

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