来日は4年ぶりのヘンリー王子
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 イギリスのヘンリー王子(38)が9日、東京都内で行われる国際スポーツ振興協会(ISPS)が主催するチャリティーイベントに出席するため4年ぶりに来日した。メーガンさんは同行していない。不仲報道が飛び交うヘンリー王子とメーガンさんだが、もし離婚した場合、どんな幕引きになるのか。英国政治外交史を専門とする関東学院大学国際文化学部の君塚直隆教授に話を聞いた。

【ヘンリー王子とメーガンさん「不仲説以前」はこんな親密】

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 ヘンリー王子とメーガンさんについて「別居している」「関係が悪化している」といった報道が後を絶たないが、その一方で「夫妻には何の問題もない」との見方もある。8月2日(現地時間)の『USウィークリー』誌は夫妻について「関係は良好」とする最新の記事を動画で公開した。

 8月4日、メーガンさんの42歳の誕生日の前日、夫妻はイタリアンレストランでディナーを楽しんだ様子を新聞『デイリーメール』が報じるも、「メーガンさんの背後を歩くヘンリー王子はまるでボディーガードのよう」と皮肉るコメントが。

 そんな折にメーガンさんを同行せずに来日となったが、何かと話題のこの2人、もし離婚した場合、「金銭的な問題よりも子どもたちの親権が焦点になる」とは英国政治外交史を専門とする関東学院大学国際文化学部の君塚直隆教授。

「動画配信大手Netflixとの81万ポンドの契約は打ち切られてしまったものの、米音楽配信大手Spotifyとの仕事は、夫婦で立ち上げた会社の収入としています。そうした財産は配分率まではわからないとしても、言ってしまえば分ければいいだけなのでそんなに揉めることはないと思います。ヘンリー王子はダイアナ妃から引き継いだ財産があるので、もしイギリスに戻るとなったらそのお金で暮らしていくことになるでしょう。メーガンさんはアメリカに不動産などを持っているのかわかりませんが、そちらはそちらでやっていくという感じでしょう」

 お金とは異なり、〝分けられない〟のは夫妻の子どもたちだ。メーガンさんは2019年5月6日に第1子のアーチー・マウントバッテン=ウィンザー王子、21年6月4日に第2子リリベット・マウントバッテン=ウィンザー王女を出産している。

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もめるのは王位継承権をどうするのか