Panasonic/Let's note RZ4 CF-RZ4CDDJR ※メーカーHPより
Panasonic/Let's note RZ4 CF-RZ4CDDJR ※メーカーHPより
この記事の写真をすべて見る

 昨日の前編に引き続き、いよいよ型落ちグランプリの5位から1位を発表したい。では、5位から!

★5位 Panasonic/Let's note RZ4 CF-RZ4CDDJR
実勢価格 14万5000円

 10.1型モニターのコンバーティブルPCで世界最軽量モデルの約745グラムという軽さが魅力で、360度回転させるとタブレットに変形する「2in1タイプ」なのが売りだ。モニターは、解像度が1920×1200ドットの画質で明るさやコントラスト、発色のバランスもよく屋外でも見やすい。視野角が広いIPS液晶を採用しているので客先でのプレゼンにも適している。インテルCore Mを搭載しているので、データ処理が早いのも特徴だ。

 Let's noteシリーズと言えば“堅ろう性”が売りだか、こちらの機種も加圧振動試験などをクリアし、従来製品と同様の強度が期待できる。一日中持ち歩きたいというビジネスパーソンも、約10時間(JEITA2.0準拠)のバッテリー駆動だから安心して使えるだろう。価格が落ちてきたことから、家でも外でもパソコンが使いたいというユーザーにオススメしたい1台である。

★4位 東芝/ダイナブック T45/N 量販店モデル
実勢価格 8万5000円

 15.6型のスタンダードパソコン。OSはWindows 8.1 Updateで、CPUにインテル core i5(デュアルコア)プロセッサーを搭載、さらにスーパーマルチドライブを搭載しているのでDVDの読み書きができる。HDDが1,000GBと大容量で、Office Home and Business Premiumプラス Office 365を搭載していることからビジネスシーンでも活躍するだろう。

 他にも、海外のアーティストに愛用されている「Skullcandy」のシステムやオンキヨーのスピーカーを内蔵しており、音楽やゲーム、映画の再生で臨場感豊かな再生が楽しめる。発売当時の販売価格が17万円前後と、半額まで下がったこともオススメのポイントだ。

★3位 アップル/MacBook Air MD711J/B
実勢価格 8万9000円

 こちらは昨年の春モデルになるが、MacBookがこの価格まで落ちてきていることから市場では品薄状態が続いている。基本スペックはCore i5-4260Uプロセッサ(1.4GHz/最大2.7GHz)でメモリ容量は4GB、ストレージは128GBのSSDを採用している。友人のクリエーターは本機をセカンドマシンとして使っているが、Macの売りである音楽や動画、写真処理などもストレスなくサクサクと作業ができると話していた。

 また、トラックパットのヌルっとした操作感や直感的に使えるマウスなど、Mac初心者にも好評だ。キーボードのたたきやすさや携帯性の良さ(重さ1.08グラム)など、Ultrabookとしての評価も高い。10万円を切った今、Macは敷居が高いと思っているユーザーにオススメしたい。

★2位 富士通/FMV LIFEBOOK AH42/S
実勢価格 8万円

 ベーシックな機能をギュッと凝縮したノートパソコン。はがき作成ソフト「筆ぐるめ」や、スマホから写真や動画を取り込んだり、編集や加工ができたりする「Corel Digital Studio」もインストールされている。このほか、Office Home and Business Premiumが搭載されているので、ワード、エクセル、パワーポイントといったビジネスで必須のソフトがいきなり使えるのは、新生活を送る方にとってはありがたいだろう。

 また、ノートパソコンの音響効果を最大限に高めるソフト「DTS Boost」でDVDを再生すれば迫力のあるサウンドで映画を楽しめる。これだけの機能がそろってこの価格ならコスパは十分ではないだろうか。発売当時の販売価格が14万円前後だったことから、値下がり幅が大きいこともオススメのポイントである。

★1位 NEC/LaVie S LS350/TS
実勢価格 9万1000円

 この価格でインテル core i3(デュアルコア)プロセッサーを搭載し、15.6型ワイド液晶モニターやブルーレイ・ドライブを装備していることが評価できる。画面のタッチ操作には対応していないが、HDDは1,000GBでOffice Home and Business Premiumプラス Office 365が付いている充実ぶり。内蔵されているWebカメラが92万画素と高性能なので、ビデオチャットをする際などに力を発揮する。

 USB3.0端子が4つ付いており、周辺機器の接続には不自由をしない設計だ。その他、液晶テレビなど外部モニターと接続するためのHDMIポートやSDカードスロットも標準装備されているので、撮影してきた写真や動画をリビングで見るのに重宝する。発売時の販売価格が15万円前後なので値下がり幅は相当なもの。国内メーカーでこの価格、これだけの機能がそろっているなら買わない手はない。

 新生活は何かとお金が出ていく時期でもある。コストパフォーマンスがよく、自分の用途にあったPCを見つけるお手伝いができれば幸いだ。

■ランキング
1位 NEC/LaVie S LS350/TS/実勢価格9万1000円

2位 富士通/FMV LIFEBOOK AH42/S/実勢価格8万円

3位 アップル/MacBook Air MD711J/B/実勢価格 8万9000円

4位 東芝/ダイナブック T45/N 量販店モデル/実勢価格 8万5000円

5位 Panasonic/Let's note RZ4 CF-RZ4CDDJR/実勢価格 14万5000円

6位 NEC/VALUESTAR N VN770/TS/実勢価格14万5000円

7位 レノボ・ジャパン/Lenovo G50 80G000VVJP/実勢価格3万5000円

8位 DELL/Inspiron 15 3000 エントリー・Office Personal Premium搭載モデル/実勢価格4万2980円

9位 ヒューレット・パッカード/Stream 11-d000/実勢価格2万5800円

10位 ASUS/X200MA Windows 8.1 with Bingモデル/実勢価格3万7000円

※実勢価格は、比較サイトや量販店の店頭価格を参照し、一般的に入手できる値段(底値ではなく大勢の店舗がつけている価格)に設定している

(ライター・中森勇人)

社員もファンになるような風土を! 企業風土変革への思いと取り組み
[AERA最新号はこちら]