脱退騒動を起こしたEXOのメンバー3人が事務所と和解したというが、先輩記者は、
「近いうちに彼らに加えて他のメンバーもSMを脱退する可能性が高い」
と話す。結局、事務所がアーティストに最も重要な契約条件と金銭的な部分に対して積極的に譲歩しようとしないため、過去のような衝突が繰り返されるしかないということのようだ。
非難の矛先はSMの創業者であり、H.O.Tと東方神起、EXOをすべて発掘したイ・スンマン氏に向けられている。イ氏がアーティストとの“奴隷契約”を生み出し、脱退の根本的な原因を提供したという疑惑が提起されてきたためだ。イ氏は莫大な富を蓄積している。今年3月、HYBEがイ氏の保有していたSMの株を4228億ウォン(約462億6500万円)買ったことで、彼の財産はさらに増えた。
イ氏は、これ以上SMの経営に関与しないと言っているようだが、創業者としての影響力は無視できないだろう。EXOメンバーの脱退騒動が最近起きただけに、SMの契約と精算に関する問題はイ氏の存在と関係なく、依然として解決されていない。結局、被害を受けるのはSM所属アーティストのファン、そして同事務所で芸能人としてデビューしたいと思う練習生だろう。
ノ・ミンハ(現地ジャーナリスト)