周辺関係者がガーシー容疑者の胸の内をそう代弁する。
ガーシー容疑者を担当している高橋裕樹弁護士も、
「ご自身のやったことは認めて、反省しています。弁護士を介して示談の話し合いをしているところです。被害者の一部とは話し合いもはじまっています」
と自身のYouTubeで報告していた。
ガーシー容疑者を訴えているのは、俳優の綾野剛さんや有名企業の経営者ら。
法廷で「ガーシー容疑者VS綾野剛」という可能性もあるのだろうか。
この点について前出の周辺関係者は、
「(動画で)しゃべったものについて、そういう事実が『なかった』ということはないです。配信内容を争うつもりはありません」
と法廷対決を否定した。
ただ、本人も把握していないことがあるという。
「2台のスマートフォンを押収されて、1台はまだ返してもらえていないようです。そちらのスマホにこれまでのYouTubeの配信で得た収入など詳細なデータが残っています。それもあって、動画配信の収入などカネの流れも本人は根拠となるスマホがないので話しようがないと言っています。否認するわけではないですが、ガーシー容疑者は『撮影してしゃべっているけど編集やアップデートにはかかわっていないので最終的に公開された動画のことはわからない』とも語っています」(前出・周辺関係者)
一方、警察や検察はガーシー容疑者の供述調書にはそれほど熱を入れていないとの見方がある。
6月13日と16日に、ガーシー容疑者の検察調べがあったという。
勾留期限が迫りつつあるなかで、検察からは、
「なぜ早く帰国しなかったのか」「悪いと思ってやっていたんじゃないのか」「逮捕状が出て、日本の警察がドバイまで行っているのに無視したのか」
などと、「説教」のような話が多かったと、ガーシー容疑者は周辺関係者に語っていたという。
捜査関係者がこう語る。
「ガーシー容疑者の供述調書は最低限あればいい。動画があるので立証は難しくない。それより、ガーシー容疑者がなぜ動画の公開に及んだのか、カネはどう流れていったのか。今後の焦点はそちら。要するに共犯性があるかどうか」