ハンモックに座りハンモックに寝る。チェア不要なので軽量化にもつながる。手が届く位置にサドルバッグをセットして物を収納、快適空間にカスタマイズ(撮影/澤田聖司)
ハンモックに座りハンモックに寝る。チェア不要なので軽量化にもつながる。手が届く位置にサドルバッグをセットして物を収納、快適空間にカスタマイズ(撮影/澤田聖司)

 ハンモックに揺られてリラックス。座るのも寝るのもハンモックにいながら完結できてしまうため、「ハンモックズって呼んでください」とサナギのように包まれる野沢さん。

 実際、ハンモックはテントと比べて圧倒的に楽。すぐ張ることができるし、くつろぐ時間を最大限に使える。片付けだって簡単。とはいえハンモック泊が日本で浸透しているかといえば、そうではない。

ジャケットを脱げばTシャツには「Hammock Nerd」のロゴ。ハンモック好きが運営する海外サイトで購入した。「私の勝負服(笑)。もっと広まってほしいので」(撮影/澤田聖司)
ジャケットを脱げばTシャツには「Hammock Nerd」のロゴ。ハンモック好きが運営する海外サイトで購入した。「私の勝負服(笑)。もっと広まってほしいので」(撮影/澤田聖司)

「もっとハンモック文化が広まってほしいんですよ」。そんな切なる思いを語る野沢さんは、現在30種類以上のハンモックを所有。モデルによって寝心地、サイズ感はまるで異なり、気分や目的に合わせて使い分けるのも楽しい。 

野沢さんの理想のハンモックは包まれるような柔らかい寝心地。Dutch Wareカメレオンだ。「独自の生地を使っていて、肌触りもシルキーで気持ち良いです」(撮影/澤田聖司)
野沢さんの理想のハンモックは包まれるような柔らかい寝心地。Dutch Wareカメレオンだ。「独自の生地を使っていて、肌触りもシルキーで気持ち良いです」(撮影/澤田聖司)

 「結局、気に入っているDutch Wareのカメレオンばかり使ってますけどね(笑)」 

(構成/生活・文化編集部 塩澤巧)