![野沢ともみ/アウトドアライター。デザイナー。もともとオートキャンプ派だったが、2018年頃からハイクを始め、荷物もコンパクト化。その過程でハンモックに開眼。今や30種類以上のハンモックを所有するほどのコレクターだ(撮影/澤田聖司)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/716mw/img_c11643d528903e46dc1c557e337d2203102754.jpg)
コロナ禍でキャンプ文化が浸透し、いまではグランピングからブッシュクラフトまで、さまざまなスタイルのキャンプを楽しむ人が増えている。なかでもハンモック泊は、テントよりも軽量で設置も簡単、夏場は風通しがよく開放感が味わえると、ソロキャンパーを中心に注目を集めている。
【画像】小柄な女性もうれしい!バックパックやハンモックを紹介
ハンモックの材質やモデルによって寝心地がガラッと変わり、寝方の好みも人によってさまざま。自分にとってベストなハンモックを探すのも醍醐味(だいごみ)だ。アウトドアライターの野沢ともみさんも、ハンモックに魅せられたひとり。30種類以上を所有するコレクターでもある。
CAMPたかにぃ氏が監修した『キャンプ道具を軽量化してULな旅を楽しむ ミニマライズキャンプ入門』は野沢さんのインタビューを収録。上高地でのハイクを楽しみつつ、平湯キャンプ場の林間サイトでのハンモック泊の様子を紹介している。「ハンモック文化がもっと日本に根付いてほしい」という思いを語った彼女のインタビューを公開したい。
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![小柄な女性にはうれしい幅の広いハーネスサイズを展開しているOGAWANDのバックパックを使用。外付けポケットを搭載して収納能力を高めた(撮影/澤田聖司)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/478mw/img_95ba7b4149e881c8d73ddf38aab68ea737992.jpg)
初めてバックパックを担いだのは上高地・河童橋から明神までの軽ハイク。バックパックは70リットルでした。軽い道具を選んだつもりだったが重量17キロ。「10分で歩けなくなりました(笑)」という苦い思い出だ。
それを機に荷物のコンパクト化に努めた野沢さん。まずはバックパックを小さくして収納量を限定。軽量な道具は値が張るため、すべてのかさを小さくすることから始めた。「だから私の道具は何でもミニチュアサイズなんです」。
コンパクト化の過程でハンモックの魅力に開眼し、やがて25~30リットルのザックにすべて収まるようになった。
![凝っているのは釡で作る炊き込みご飯。「おいしく感じられるので」とあえてかさばる羽釡をチョイス。上高地で購入した肉盛りとサラダを添えて贅沢キャンプ飯(撮影/澤田聖司)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/840mw/img_50adac1e79fec6a8e4da41ed5ec8b36587302.jpg)
小柄な女性は担げる重量にハンディはあるが、小さい道具を器用に扱える利点もあると野沢さん。この日は、明神でイワナの塩焼き定食を味わって、上高地の荘厳な景色を楽しみながら平湯キャンプ場へ、というコースを数年ぶりに訪れた。