監修の肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さん
監修の肥満予防健康管理士・菅野観愛(かんの・みあ)さん

 女性は女性ホルモンの影響で皮下脂肪がつきやすく、男性は内臓脂肪がつきやすいと言われています。ですが更年期に入ると、女性ホルモンが20代の半分以下になってしまいます。すると男性同様、内臓脂肪がつきやすくなります。つまり、女性は皮下脂肪にプラスして内臓脂肪もつきやすい体になってしまうんです。

■野菜中心のダイエットはリバウンドしやすい

「野菜だけ」などのローカロリーダイエットは、一時的に体重は減るかもしれませんが、入ってくるものが低栄養のため、栄養不足の状態に陥ってしまいます。そうすると、体は体脂肪をためて筋肉から落とし始めます。こうなると、やせたように見えても実は体脂肪が残っている。つまり、わざわざリバウンドしやすい状態を作っていることになります。

 ミア式ダイエットで摂取するものを植物性たんぱく質のみにしぼるのは、体の中を単純化させたいから。体の中に入ってくるのがたんぱく質だけなら、それだけを処理すればいい体になります。いろんな食品が入ってくると、体の中はパニック状態になってしまいます。本当は必要のない栄養素が入ってくると、対応できずにとりあえず脂肪として体の中に残すように働いてしまうんです。

 たんぱく質だけにしぼって体内を単純化させることで、だんだんと栄養素の処理が早くなります。早く満たされれば備蓄している脂肪を手放すことができ、ダイエット成功につながります。

(構成 生活・文化編集部 森 香織)

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