現在4歳になる男の子を育てるpeco(ぺこ)さんとryuchell(りゅうちぇる)さん。昨年8月、婚姻関係を解消しましたが、これまで通り3人で「新しい家族の形」を築いていくことを公表しました。本連載では、お二人の日々の育児や家庭について交互に語ってもらっています。今回はryuchellさんに、最近考えている人生観について語っていただきました。
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最近すごく考えることがあります。
例えば、山登りをしていて、Aの道を進んで行って失敗したときに、「あぁ、自分は山登りに向いていないんだな」と思うのではなく、「Aがダメなら、BやCの道に行こう」と思うのが大事なんだなと思っています。
成功する人、夢を実現する人というのは、山の一本道を真っ直ぐグングンと登っているのではなくて、例えその道がダメだったとしても、視野を狭めずに、他の道を選べている人たちが多いと思うんです。
だけど、世の中には「1+1=2」というような確固たるセオリーのようなものがあって、「こうあるべき」とか、「こうしたらダメ」とか、セオリーにとらわれてしまうようなことって多いと思います。
自分にそのセオリーを当てはめてしまったりすると、それがうまくハマればいいですが、そうではないと苦しい思いをするんですよね。
私の場合、テレビに出させていただいていたときは、レギュラー番組を取っていかないといけないとか考えて、ガムシャラに働いているときがありました。2年前に自分の事務所を立ち上げたときも「しっかりしなきゃいけない」と思って自分ひとりで抱え込んでしまうようなこともありました。
だけど、今はレギュラー番組を取ろうという考えにはとらわれていません。そのおかげで家庭の時間もとりやすいですし、色々なお仕事もできています。先日終えることができた全国ツアーは比嘉企画(ryuchellさんの事務所の名前)として行いました。「これは自分でやったほうがいい」、「これは周りに頼っていい」と考えられるようになった結果です。