ただ、もしも予想外のことが起きてどうしてもバイオリニストとしてやっていくのが難しくなったときは、別の道に挑戦すればいいという気持ちは持っていたいとも思っているんです。長期的なプランは立てなくても、どんなタイミングで何が起きてもシフトしていける柔軟さは持っていたい。そのためにも、何かしらの“セーフティネット”を張っておくのは大事かもしれないです。例えば、大学院に行って修士や博士の学位を取って学歴面のセーフティネットを強化するとか、仕事面ではひっそりと副業を始めておくとか、または貯金をして経済面でのセーフティネットを張っておくなど。絶対にこうなりたい、こうしたいという強い気持ちも大事ですけど、想定外の出来事にも対応できるよう、常にオープンな気持ちでいることも必要だと思うんです。それだけで、将来像はだいぶ変わってくるように思います。

構成/岩本恵美 衣装協力/BEAMS

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