村上:僕の場合は楽器ができるメンバーに引っ張られるようにしてキーボードを始めたんですけど、それがいつしか楽しくなって。このグループだからピアノに触れさせてもらえたし、いろいろなところで演奏もさせてもらって、経験を積めることは感謝しかない。続けられる限り、バンドというスタイルでも進化を続けたいなと思ってます。
――先のことは「いい意味で成り行き任せ」(大倉)だという。
大倉:僕たちにとって「活動できている」ことが、一番大切なことなんです。健康的にどう続けられるのか、もうそれしか考えてないかもしれません。あとはいい意味で成り行き任せです。
安田:楽な道なんてないから、頑張り続けることはキープしていかなきゃいけないなとは思いますけど。肩ひじ張りすぎず、変化し続けることを楽しみながら、進むことが大切なのかな。
丸山:近いところでは、来年20周年なので、それに向けて今年どういう風に活動していこうかとチームでよく話しています。もう、前しか見てない!
横山:とにかくいいライブをやりたいという思いが、すべてを引っ張っていってくれるんじゃないですかね。前より面白いものを見せたいとか、前よりうまい歌を聞いてもらいたいとか、それぞれ課題はあるけど、そのためにみんな真剣に練習するから。自然と、前に進んでいくしかないんです。
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2023年5月15日号