
先頃、ミス日本コンテストで栄えある「ミス着物」に選ばれた寺嶋琴さんは、東京大学文Iの2年生。自身の勉強法とキャンパスライフについて教えてくれた。
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裁判の傍聴に興味があり、フェリス女学院の中学高校時代は、定期券を使って横浜地裁を何度も訪れた。
「外国人が関係する裁判を見て法廷で通訳が必要な場合があることを知り、興味を持ちました。法廷通訳についての授業が東大大学院にあるというので、東大の法学部なら学びを深められるのではないかと思ったんです」
その思いをかなえるため、受験は東大一本。他大学は併願せず、もし駄目だったら浪人する覚悟だったという。
合格の可能性を高めるため、推薦と一般のふたつの入試で東大を目指した。
「推薦は学校の評定が大切です。倫理など受験では使わない科目でも、一生懸命やって10を取らないと。高校3年の最後のテストまで気を抜けませんでした」
一方、一般入試については、
「フェリスは学校の理念に『まことの自由』を掲げ、受験教育をしないんです。その校風は自分に合っていて良かったんですが、一般入試で合格するためにはプラスアルファが必要。入試は、各大学の傾向を知る情報戦の一面があります。そのあたりは塾の勉強が役立ちました」