米スタンフォード大学の学生新聞の調査によると、昨年秋の宿題や試験で同大の学生の17%が「ChatGPTを活用した」と回答。学生の半数以上が「倫理規定に違反している」と答えるなど、物議を醸した。
こうした波は日本にも広がると見られ、池谷さんは「GPTありきで考えるべき」だと指摘する。
「ChatGPTを禁じても、学生はきっとどこかで使う。そうすれば全員の単位を落とさないといけなくなります。GPTの作る文章にはミスもあるので、それを修正できるかどうかも評価対象にすればいい」
さらに、池谷さんは学生たちにこんな宣言もした。
「ChatGPT、DeepL、グラマリーの“三種の神器”を必ず使うようにと伝えました。人間の生の脳で書いた文章なんて、下手くそですから」
(編集部・福井しほ)
※AERA 2023年3月20日号より抜粋
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