最近、街を歩いていて「コーヒーショップが増えた気がする」と思った人はいませんか?また、店頭でドリップコーヒーを提供するコンビニが増えたとも。



実は今、日本は3度目のコーヒーブームの真っ只中と言われています。そのコーヒーの歴史を11月15日発売の『BRUTUS特別編集 もっとおいしいコーヒーの進化論。』(マガジンハウスムック)は次のように紹介しています。



「1990年代終わりから2000年代頭にカフェブームが到来。カフェはオシャレな若者が集まる空間、という新たなポジションを得ます。ほぼ同時期、黒船スターバックスをはじめとするシアトル系カフェの上陸と、エスプレッソをベースにしたラテやカプチーノの普及は、オフィス街で働く人々のコーヒーへの意識も変えました。その後、ゼロ年代後半にはコーヒー界にまた大きな変化が起きます」



2007年に刊行されたBRUTUSの「おいしいコーヒーの教科書」特集が取り上げたポイントは次の2つでした。1つ目は「スペシャルティコーヒーの普及。豆も農園で選ぶ時代へ」。2つ目は「バリスタの活躍。カフェ店員からスペシャリストへ」。そして6年経った今のコーヒーシーンについて、BRUTUSは次のように断言します。



「2013年。スペシャルティコーヒーはもはや"スペシャル"ではありません」



より上質な豆が手に入るようになり、「スペシャルティコーヒーを置くことが格段にスペシャルでもなくなって」きた今、コーヒー好きの舌は本格志向になり、より質の高いコーヒーを求める時代になりました。そして、東京だけでなく京都や福岡などの主要都市に新世代のバリスタやロースターが現れ、ますます日本のコーヒー文化が広がりを見せています。『BRUTUS特別編集 もっとおいしいコーヒーの進化論。』には、そんな日本の店だけでなくニューヨーク、ロサンゼルス、オスロなどの名店を含め全部で128軒の最新コーヒースタンドが紹介されています。



そんな、コーヒーブームを受けてか、いわゆる「インスタントコーヒー」の世界にも変化が起きているようです。たとえば、ネスレでは今まで親しまれてきたインスタントコーヒーの名称を「レギュラーソリュブルコーヒー」に変え、品質向上をアピールしています。



また、AGFの「マキシム」シリーズでは、最上級ブランドとして「MAXIM トップグレード ハイブリッド」を発売。特定産地の最上級グレード豆を贅沢に使用していることに加え、お湯を注ぐだけでインスタントコーヒーのコクとレギュラーコーヒーの香りをあわせもつ、まさに"おいしいとこどり"の商品とのこと。"家飲み"コーヒーの世界にも、新しい波が確実にやってきています。



寒さが本格的になるこれからの季節、家でほっと一息つけるおいしいコーヒーを常備しておきたいものです。



【関連リンク】

MAXIM トップグレード ハイブリッド

http://www.agf.co.jp/hybrid/



レギュラーソリュブルコーヒー

http://nestle.jp/brand/rsc/?utm_source=product_package&utm_medium=QR&utm_campaign=rsc