2017年:16人
清水達也(中日)、三浦銀二(DeNA)、山下輝(ヤクルト)、桜井周斗(DeNA)、徳山壮磨(DeNA)、田浦文丸(ソフトバンク)、中村奨成(広島)、古賀悠斗(西武)、西巻賢二(ロッテ)、清宮幸太郎(日本ハム)、安田尚憲(ロッテ)、小園海斗(広島)、丸山和郁(ヤクルト)、伊藤康祐(中日)、増田珠(ソフトバンク)、藤原恭大(ロッテ)

■2018年:9人
柿木蓮(日本ハム)、渡辺勇太朗(西武)、吉田輝星(日本ハム)、市川悠太(ヤクルト)、山田龍聖(巨人)、奥川恭伸(ヤクルト)、根尾昂(中日)、小園海斗(広島)、藤原恭大(ロッテ)

■2019年:13人
佐々木朗希(ロッテ)、浅田将汰(DeNA)、前佑囲斗(オリックス)、西純矢(阪神)、宮城大弥(オリックス)、奥川恭伸(ヤクルト)、山瀬慎之助(巨人)、水上桂(楽天)、森敬斗(DeNA)、武岡龍世(ヤクルト)、石川昂弥(中日)、韮沢雄也(広島)、遠藤成(阪神)

 最も多いのは2017年の16人となった。中村、清宮、安田がこの年、さらに下級生だった小園と藤原は翌年ドラフト1位で入団。大学経由でも山下が1位、徳山と丸山が2位という高い順位でプロ入りしている。完全なチームの主力となっている選手はまだそれほど多くはないものの、上位指名でプロ入りした人数も含めて非常に豪華なメンバーだったことは間違いない。またその大半が野手というのも特筆すべきことだろう。

 一方でピッチャーに好素材が多かったのがその前年の2016年だ。寺島、堀、藤平、今井と4人が高校から1位でプロ入り。早川と入江の2人も大学を経由して1位指名を受けている。全体的にポテンシャルは高いものの、プロでは伸び悩んでいるという選手が多い印象は受けるが、年齢的なことを考えてもまだここから一皮むける可能性はあるだろう。

 プロでの成功選手が最も多い年代となっているのが2013年だ。松井はリーグを代表するクローザーとなり、高橋、山岡、田口も投手陣の柱と言える存在へと成長。また野手でも森がリーグMVPを受賞しており、同じ捕手の若月もレギュラーに定着している。他のメンバーも完全なレギュラーとはなっていなくても、一軍の戦力となっている選手は多く、成功率の高さでは頭一つ抜けた世代と言えそうだ。

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2019年世代は今後プロで一大勢力に?