
ほとんどの大学は学生に対し、宗教団体からの勧誘に注意を促している。世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会と称す)から学生を守る、という思いはかなり強い。
大学のウェブサイト掲載の「学生生活の注意」を調べてみた(約100校)。ここには、宗教団体への注意を促す文面が記されている。大学は宗教団体からの勧誘について、学生にどう呼びかけているのか。いくつか紹介しよう。
学習院大は勧誘の手口を示している。
<本来の目的を隠してスポーツやダンス、ボランティアのサークルとして皆さんに近づき、親しい人間関係を結び、やがて宗教団体の事務所や自宅に誘うのが一般的手口として知られています。時には他大学の学生を交えた「合宿」やパーティーも開催し、スポーツのみならず勉強の相談や悩みを聞くなどの活動も行っています>(学習院大ウェブサイト)
そのまま入会すれば、会費やカンパなど金銭を求められてしまい、精神的、経済的に大きな犠牲を払うことになる、と危機意識を持たせている。
法政大は勧誘の巧妙なフレーズを紹介している。
<「ゴスペルコンサートをやります」、「ボランティア活動に参加しませんか?」にこやかに誘われて行ってみると、楽しそうなコンサートを開いたり公園の清掃をしたり、みんないい人ばかり。次はセミナー>
そして、誘われるままにカルト団体に入ってしまったため、悲惨な生活を送らざるを得なかったケースを次のように明かした。
<本学でも、キリスト教系と称するカルト宗教に入ってしまい、脱会したときには学業を続けられない精神状態に陥っており、退学せざるを得なかったという例が報告されています>(以上、法政大ウェブサイト)
大学にすれば悔しい話である。
仏教系の大学でも、激しい勧誘が見られた。駒澤大である。たいへん警戒していた。同大は、道元によって開かれた曹洞宗の系列大学である。具体的なケースを示している。すこし長いが引用しよう。