青山学院大は、「危険な宗教集団(カルト集団)」が「通常の市民生活を破壊したり、様々な社会問題を引き起こす」と強く非難し、こう説いている。
<例えば、「統一協会(原理運動)」や「摂理」などと呼ばれるものにはその傾向が強く、本学内でも勧誘活動をしているという疑念が報告されています。これらの団体は、自分たちの正体を隠したまま、スポーツサークル、劇団、コーラスグループなどを装って勧誘し、気づかれないうちに学生が取り込まれていってしまうことがあります>(青山学院大ウェブサイト、原文ママ)
青山学院大はミッションスクール(プロテストタント。アメリカ、メソジスト監督教会)として、キリスト教を名乗る「カルト集団」を許せないようだ。怒りを込めて訴える。
<カルト集団はマインド・コントロールを組織的かつ巧妙に駆使して、学生としての貴重な時間を奪い、経済的・肉体的に大きな負担をかけ、大切な学生生活を台無しにしてしまいます。これらのカルト集団は、真の人格形成を大切にする本学の建学の精神である福音的・聖書的キリスト信仰とは全くの別ものです>(同上)
1980年代、90年代、青山学院大では統一教会の原理研究会が幅を利かせていた。旧統一教会を追い出す意気込みが感じられる。
同様に固有名詞を出している明治学院大も、ミッションスクールだ(プロテスタント、アメリカ長老教会など)。
<注意すべき宗教団体 社会的に問題とされている教団として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)・原理研究会(CARP)、摂理、オウム真理教は、多くの被害者を出してきた宗教団体です。(略)コンサートやクラブ活動、食事などの声掛けから巧みに誘い込むものが特徴です。初めは宗教的なことはなにも話題にならず、参加しているうちに徐々に誘い込まれます。おかしいと思ったらすぐに学生課に相談してください>(明治学院大ウェブサイト)
旧統一教会などについて「多くの被害者を出してきた」と解説し、学生に警戒心を持たせている。