
そんなときこそリアプレイザルの出番です。怒りの感情が湧いてきたとしても、一度深呼吸をして別の部屋にうつります。そして10秒くらい時間をかけて、ゆっくり、「イライラする」と声に出して言ってみてください。
たったそれだけで、自分の中のイライラした気持ちを、少し客観的にみることができます。そして、「自分は今、イライラしているのだ」と自覚するだけで、感情を落ち着かせることができます。
そうしてから、今あった出来事を振り返ってみると、「子どもは本当に時間を勘違いしているのかもしれない」という可能性にも気づきますし、「今日は3時半から勉強を始めても、別にいいかもしれない」と、気持ちに余裕が出てきます。
■リアプレイザルは、不安や悩みにも使える
ここまでこられたら、再び子どもと向き合ってみてください。そうすると、「じゃあ今日は3時半から始めよう」と約束できたり、「今度はお互い時間の間違えがないように、ホワイトボードに時間を書いておこう」と、すれ違いを起こさないための提案も生まれてきたりするものです。なんでも怒りに任せてぶつかっていては、今後の解決策を考えるまでには至らないでしょう。
リアプレイザルは、怒っているときだけではなく、不安になったときや悩んでいるときにも使えます。今からプレゼンをするためかなり緊張している、なんていうときにも、「緊張している」とゆっくり声に出して言ってみてください。それだけで、自分の中の感情の高ぶりを見つめなおすことができるのです。そして、少し冷静になれば、「このプレゼンで自分は成長できる」というように、プラス方面の考えを持つことが可能になります。
「気持ちが高ぶっていたら、リアプレイザル」と、魔法の言葉のように覚えておいてください。感情に任せて物事にぶつかることが少なくなれば、自分の中のストレスも減らすことができるでしょう。