石井監督に対する楽天ファンの風当たりも強くなっている。GMとして浅村と鈴木をFAで他球団との争奪戦の末に獲得。涌井、炭谷銀仁朗をトレードで獲得し、田中将も復帰するなど派手な補強を敢行しているが、チーム力が大きく上がっているとは言えない。石井監督に対して、ファンの見方が厳しいのは過去の監督人事も大きく影響している。

「石井監督は2018年9月からGMに就任したが、チームが迷走しているように感じる。19年に球団初の生え抜きで監督に就任した平石洋介さん(現西武1軍打撃コーチ)が前年度の最下位から3位に引き上げたにもかかわらず、1年限りで退任。球団は新設される『二軍統括』のポストを提示したが平石さんはチームを去った。20年は三木肇さん(現楽天2軍監督)が就任しましたが4位とCS進出も逃し、再び1年限りで監督交代。石井GMが昨年から監督に就任しましたが結果を残せず、若手も育っていない。ファンからの批判が高まるのは致し方ないと思います」(仙台のテレビ局関係者)

 スポーツ各紙は石井監督の来季続投を報じたが、生え抜きの若手が躍動しなければ、チームは強くならない。就任3人目の来季は正念場だ。(梅宮昌宗)

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